「情けは人の為ならず」をどう教えるか [NEXT]
小中学校で「情けは人の為ならず 」を教えるのに次のどれが良いでしょうか。
平成22年度の「国語に関する世論調査」では、1と2の解釈は、ほぼ半分〃〃です。
- 情をかけることは,本人の自立のために良くないので、かえってその人の為にならない。
『情けは人の為にならず』から生じる解釈です。 - 他人に情をかけておけば,それがめぐりめぐって、自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある。
『情けは人の為ならず』から生じる解釈です。「情けは人の為ならず。巡り巡って己が為」という表現もあります。 - 上記1、2の解釈を示したうえで、
「人に情をかける,人に親切する」行為に、見返りを求めてはいけません。∵見返りがなかった時には、不満が生じてしまうからです。不満は、人に親切する時の幸福感をだいなしにします。
『お天道様が見ている。』というのは、日本古来の言い伝えです。